令和五年如月十三日(大安)
「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」
境内の白梅が咲き始めると、この句を思い出します。
学問の神様・菅原道真が詠んだ和歌ですが、解釈は人それぞれとして、
北からの風が移ろって東から吹くことで、「福」が来るように感じます。
今年の恵方は南南東。ただ、人によっての吉方は異なることもあるので、
気になる方は調べてみてはどうでしょう?
令和二年には如月七日に桜のつぼみがふくらんでいたようですが、
今年はまだもう少し先のようです。
冷たい風に向き合うのも悪くないのですが、自分がどんな状態なのかによって
向き合ったりかわしたり、時には風を除けたりなさってください。
梅の花のにほいを運んでくれるのも風。
「運」を運んでくるのも風。
みなさまのまわりには、どんな風が吹いていらっしゃいますか?